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精神鑑定に問題
「殺しなさい、あなたも殺される…」という新グローバリズムが蔓延した社会においては、PTSD否認=社会病理が蔓延して、PTSD予防&克服が極めて困難になります。初めは構造的暴力の被害者であっても、それを隠蔽&否認していると「構造的暴力による虐待者=権力者側の悪」を自らの内部に取り込むようになるからです。
患者はさらに虐待を正当化する意味体系を作り上げるために、自己規定の断片化・分裂化を開始する。虐待を正当化するため自らを悪い子だと思い込む。また虐待者への愛着を維持するためにも虐待者の悪を自らの内部に取り込む。…ものすごく頑張っていい子になれば運命が変えられるんだと考える。…この低められた自己と高められた自己は統合が不可能で人格構造の分裂を生み出す。 ©︎ 末田耕一
で挙げられている毎日新聞が紹介した部分は、まさに「構造的暴力による虐待者=権力者側の悪」を取り込んだ箇所であるがゆえに「T4作戦」に沿った内容であり、香山リカさんも日本の庶民が持つ「優生思想」だと東京新聞に記事を投稿しました。しかし、本当は続きがあって、植松容疑者の精神機能は全体として観ればグチョグチョでした。それでも、「構造的暴力による虐待者=権力者側の悪」を取り込んだ部分だけに突き動かされて「作為体験」として、やまゆり園事件を実行=元介護職として一番あり得ないこと=介護対象だった人々の大量殺人をやりました。罪悪感(=良心)と恐怖心の両方を解離した状態に陥ると、無差別大量殺人という作為体験を行動化し得るということです。
⒈ こうした悲劇を皆で記憶して犠牲者の鎮魂と遺族のPTSD予防&克服を進める。
⒉ 「構造的暴力による虐待者=権力者側の悪」を隠蔽させず風化させず忘れずに批判することを通して、
⒊ 権力者側の悪を自分たちが内面に取り込まない/次世代を担う子どもたちに取り込ませない。
…など具体的に進めていく必要を感じています。また、植松容疑者は、北里大学の精神科にお世話になっていたそうなので、現役の精神科医は精神鑑定ができないという現実…この認識を社会で広く共有して、精神鑑定学を根柢から改定する必要があるでしょう。
どうも、お邪魔しました。
『学級集団づくり及び児童理解の手法』についての三つの結論
| 学校現場目線からのメッセージ
~教師たちへの応援歌~
https://ameblo.jp/shiozakiy/entry-12392464342.html- 記事にお書きのことは、
「古い風習の中で、若い群像が学問を通して息づいていく」(©︎ kmomoji1010)のを見守ってサポートして行くという人類レベルで常識的な教育心理学/発達心理学をベースにしたアプローチであり、そうできると良いと思います。そういう中で「主体性のある学び」が集団的に保証できるし、公民権運動を進め得る公民(=勤労・納税・社会参加の権利と義務を果たして生きようとする市民)を公立の義務教育で育てられると期待できます。
しかし、現実には、ティーチャーズペットとスケープゴートを決めて、子ども集団のなかにパワーポリティクスを持ち込むことで、学級集団を担任の思い通りに動かす手法が洋の東西を問わず展開されており、人権蹂躙が進められています。そういう手法をとる人を「プロ教師」とは呼ばないで欲しいものですね。PTSDが蔓延するばかりですから。
どうも、お邪魔しました。2018/07/24 01:28:08
皆さまも、お大事に。