人それぞれですねぇ…
ああしろ、こうしろって夫も言っていたので、素直な私は、できることは全力を尽くしてやりました。スーパーウーマンではないので、「乳幼児突然死症候群（SIDS）が怖いから二交代で不寝番をしよう」と言われた件は「稼業と親の介護の両方があるから体力的に不可能なので引き受けられない」と断って、当時はまだ生きていた父に相談して、赤ちゃんの心肺機能をモニターするイスラエル製の機械がレンタルされているから借りようか？…と話したところ、夫は「機械まかせにしようなんて母親失格だ」と言い、え〜そんなこと言われても、できないことは引き受けられませんよ＝「《べし》は《できる》を含意する」（← 倫理学の基本テーゼ）です…ということで、当時、まだ日本語学習だけで無職だった夫が「私が一人で不寝番をする」と言い、何日か頑張りましたが…やはり無理なので、その後は普通に寝ていました。当たり前か。
私がささっとオムツを替えているのを或る日、見咎めて「もっと丁寧に」と言われ、はてさて…どうすれば「丁寧にオムツ替えをした」ことになるのか？…と訊くと「私がやる」と言って、実行しました。あまりに丁寧だったので、30分おきくらいでオシッコをする新生児であることを「そろそろ次のオシッコが来るよ」と警告した…その途端にオシッコ噴水が夫の顔面を直撃して、わぁ！っと叫んで息子を放置して洗面所へと走り去る夫…仕方ないので、私は、ささっと片付けて、オムツ替えをしました。しかし、そういう失敗は一度だけで、「私の息子よ…」とか言いながら嬉しそうにオムツ替えをするようになりました。めでたしめでたし…とはならず、あるとき、オムツを替えて抱き上げる際に、ベビーベッドの縁に頭をこつけてしまい、赤ちゃんはムッとした顔をしました…と、夫は「大変だ、直ぐに救急車を呼べ！早く救急車を呼べ」と大騒ぎ…その様子を見て、赤ちゃんも泣き始め…私は、息子を抱き上げてあやしながら、それくらいで救急車は要らないからと夫に説明して宥めました。それからは、私が不在のとき以外は、オムツ替えをしなくなりました。慎重な性格なのですね…職業柄。
生えたての歯は、初めのうちはガーゼで汚れを拭き取っていました。何か月か後ブラッシングを始める際に、歯磨きとは如何なるものか？説明して私が自分の歯を磨いて見せて「さあ、〇〇（←息子の名）もやってみよう」と息子に赤ちゃん用ブラシを渡すと、私の口にブラシを突っ込んだので…あは🤣そうじゃない〜と笑うしかなく…夫は面白がって記念写真を撮っていました…「初めての歯磨き」。
一度、私の口に入れたブラシは息子には使えないので、あ〜あ…勿体ないけど別の新しいブラシをおろしてブラシを息子に持たせて手を添えて息子の歯磨き初回は終わりました。
まあ、楽しかったですね、基本的には。
皆さまも、お大事に。