スリーマイル島原発事故は報道が少ないのは当然でした。当時、米国内にいたのであれば、それなりにショックでしょうが、偏西風に乗って大西洋を渡りユーラシア大陸を越えて日本海も過ぎて日本列島に放射性物質が降り注ぐ…それは多分、微々たるものだから。
それに比べてチェルノブイリ原発事故は欧州大陸の大問題ゆえ、朝日も読売も大きく取り上げて当然です。特に読売は(反ソ連ゆえ確認できないものも「情報」として)心理操作に大いに利用したことでしょう。「タス通信が報じた死者数」が当時2人というのは、第一報を出した時点で既に現場で死亡していた人数なのでしょう。そのあとは当然、死者数は大変な勢いで増えてしまい、把握が困難な混乱が続くなか続報なし。結局、チェルノブイリ原発事故の煽りでソ連邦が崩壊したのは皆さま、ご存じのとおりです。
その煽りで…日本でも自殺者が出たりオウム真理教の出家信者になったりした人がいたと思いますが、ショックなことがあっても気を取り直してPTSD予防/克服の道をゆくようにせねば、どうしようもありません。
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