あゝ山形…
父は、生前、自分の跡継ぎになると決めた長男＝私の兄には「山形大学医学部に行け」と言いました。指導力抜群だと父が見込んだ人が当時、ファカルティにいたからです。ところが、もうちょっとというところで兄は落ちやがりまして、父は「浪人させる！」と言いましたが、母は「あの子はバカなのよ！浪人なんかさせたって無駄！滑り止めの順天堂に入れます！私が決めました」ってなもんで、兄はバカ呼ばわりされて順天堂に行ったのだ…一浪して山形大学医学部に行けば…（←たられば…）良かったかも？ バカ扱いされていましたが、そんなにバカっていう訳でもないんですよねー数学リテラシーが低いと言っても、実験データを適切に扱えないとかいうことはありませんでした。社会性に欠けることが露わになったのは、せっせと実験して成果が上がったので、指導教授から「論文にまとめなさい」と言われて「そんなヒマはありません！」に類することを言って断ってしまったらしいことです。仕方ないから指導教授が論文を書いたらしいですよ、直接、聞いたわけじゃないので、本当の話か存じませんけど、私ら全員、仰け反りました。普通はさ…指導教授から論文に纏めろと言われたら論文を書くだろう？しかしながら！天然なのが兄の持ち味？だから、まあいっかーで、テンサイ？バカボン？ 医学博士号持ってると、臨床医もギャラが良いし、車の運転免許みたいなもんで就職にも有利だから皆、取得する…だから医学バカせなんだよとか言いつつ、父も博士号を持ってるぞ…。あのね…分からないことのほうが分かっていることよりも常に圧倒的に多い…そのなかで生き延びるしかないでしょ。
山形大学は不思議な？ご縁？で、医学部とは無関係に、高エネルギー天文学のお兄さんに励ましていただいたことがありますよ…今は還暦を過ぎておわしますね… 私もぼちぼち還暦です。
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山形大学は不思議な？ご縁？で、医学部とは無関係に、高エネルギー天文学のお兄さんに励ましていただいたことがありますよ…今は還暦を過ぎておわしますね… 私もぼちぼち還暦です。
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皆さまも、お大事に。