両親の介護、姪と愚息2人の子育て両方があった7年間、一度だけですが、あまりに身近にインフルエンザの流行があったので、予防的にタミフルを服用したことがあります。それは「感染を確認してから服用する」のではありません。
一般に使われているインフルエンザ検査キットは感染初期では陽性をチェックできないから「インフルエンザ流行中の何処そこに出かけざるを得ず、そこで感染した可能性が排除できない」時、48時間以内(←ウィルスが体内で増殖しないうち)にタミフルの予防的な服用を検討する…ということです。
両親の介護、姪と愚息2人の子育て両方がある…という特殊な環境下で(締め切りが外せない)産業翻訳もやっていたので、インフルエンザに罹患するわけにはいかない…だから、予防的な服用という判断を下しました(←判断するのは来談者である私本人)。
こういうふうに行うのが予防的な服薬ですから、予防的に服薬したのに発症すれば「効かなかった。感染してからの時間が長かったのだろうか?」、発症しなければ「効いたのか、そもそも感染していなかったのか?」というふうな話にしかならず、予防的な服薬の効果を確認することは(原理的に)不可能です。
したがって、予防的な服薬の効果が確認できないのに、公金を使って備蓄するのは、利益相反行為の看過なくして起きないだろう…と疑うのが当然でしょう。
宜しければ、
“利益相反行為の看過” site:.ptsd.red
でネット検索なさってみてください。
https://www.google.co.jp/search?q=“利益相反行為の看過”+site:.ptsd.red註)感染初期にインフルエンザか判定できる検査キットの開発が各国で行われ、現在、富士フィルムHDの検査キットが良いと聞いています。まだ広く使われてはいません。今後も、それほど広く使われない可能性もあります。予防的にタミフルを服用するかを検討せざるを得ない特殊な人的/物的環境にある人しか、そんな検査の対象にならないでしょうから。
なお、もうすぐ還暦の私がインフルエンザに罹患したのは、これまでに2回です。前回は、28年前、ミュンヘンにて。ジャーマンカモマイルを使いました。寸胴鍋にどっさり(2カップほど)カモミールを入れてグラグラ沸かし、バスタオルを被って吸入して汗だく…それで、デトックスして自然治癒力をサポート。
日本では上品な(?)ティーバッグしか近所では入手できません。「日本上陸50周年」だそうですよー…上陸ですか…
皆さまも、お大事に。