皆さまも、お大事に。
破傷風トキソイド19), 20)、B 型肝炎ウイルス21)、狂犬病22)、ポリオ23), 24)、インフルエンザ菌25)、MMR 26)などのインフルエンザ以外のワクチンでもギラン・バレー症候群の報告があり、これらの発症時期はワクチン接種後 後略
※ ここまでわかっているのなら、インフルワクチンを受けに来る人に、確率は低いにしても接種後ギランバレー症候愚群になる可能性があり、それで死ぬこともあるのですがよろしいでしょうか と尋ねるべきではないでしょうか。ただこのことは今回の記事の主眼ではないのでちょっとそれは措くとして―
このギランバレー症候群について、次のような説明を発見↓
【その1】『理系総合のための生命科学 第3版』より
多くの自己免疫疾患では 中略 発症の引き金は多様である。末梢の運動神経に対する免疫応答によって四肢の麻痺などが怒るギランバレー症候群はこうした点で興味深い。ギランバレー症候群の患者の一部は、発症前に激しい下痢などが特徴であるカンピロバクターという細菌の感染を起こしていることが知られている。この細菌の表面は運動神経細胞の表面にある物質ときわめて似た化学構造をもつ物質に富んでおり、カンピロバクターに対する防御応答のために産生された抗体が、運動神経細胞を傷害すると考えられている。これにより筋肉の麻痺を生じるのである。免疫系に課されている、自己と非自己の微妙な違いを見分けて感染性の寄生体を排除するという使命が容易ではないことを示す一例である。
【その2】上記の赤い字部分と似た意味の記述は次のサイトにも↓
ギラン・バレー症候群の原因なんらかの感染症が原因で発症:ギラン・バレー症候群の原因は解明されていませんが、なんらかの感染症がきっかけで発症すると考えられています。感染症に罹患した3〜4週間後に発症する方が多いでしょう。実際に、このような先行感染がギラン・バレー症候群の約8割に認められています。先行感染は、呼吸器感染が多く、最も多いものは風邪の一種といわれています。たとえば、風邪をひいた3〜4週間後に、ギラン・バレー症候群を発症する方が多いでしょう。また、よく知られている感染症に、カンピロバクター腸炎があります。このカンピロバクター腸炎は、嘔吐や下痢などの症状が現れる感染性腸炎です。実際にギラン・バレー症候群の患者さんのうち、1割程度は、このカンピロバクター腸炎が原因となり発症しているといわれています。
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