記事にある河合隼雄氏の「人格障害などは治療するとアブナイ」とは、
(1)患者さんにとっても周囲の人にとっても社会にとっても「危ない」。
PTSDを拗らせて躁的否認状態のアグレッサー( http://bit.ly/1hz1Jsv )になると誰にとっても社会にとっても危ない結果をもたらすケースです。
(2)患者さんと治療者にとって「危ない」。
PTSD女性を見ると、「自分が何とかしたい」と思うようになってしまい、米国では精神科医が女性患者と性的関係( http://bit.ly/20irXze )を持つことが治療的だなどとクレージーな話まで出ているそうです。これは、PTSD男性なら、性を切り売りする女性を買えば癒されるという話を裏返しただけのことですね。ハーマンも明確に警告しているそうなので、警告されてもコケてしまうのは、患者が悪いのではなく、治療者側にケアされていない「こころの傷」があるからなのは明らかで、困ったことです。結果として、患者さんが本来、必要とする「安全確保」が一顧だにされず、「先生といると安心」ということに誘導されて、精神科やセラピストから離れられなくなります。男性セラピストや男性医師としては、料金を払わせてセックスもできるから美味しい仕事なのでしょうか?…さようなことをする側は、さておき、患者さんが本来、必要とする「安全確保」を等閑にすることは、医療従事者、心理職いずれの場合もその職業倫理が守れていませんし、患者さんの人権無視でもあります。そのような患者さんの人権無視が女性患者さんだけに当たり前のようにやられる背景は、米国でも日本でも社会にミソジニーが蔓延しているからでしょう。
要するに、いわゆる「人格障害」=PTSDということですね。
そして、治療者の教育分析が極めて大事だということでもあります。来談者との間に問題がある場合には、まず、我が身を振り返り、自己分析をしたり信頼できる第三者に相談したりすること、来談者と率直に話し合うことが重要ということでしょう。
♡おまけ♡
『日本会議の研究』を読んで、ミソジニーとオタクについて考える : 筆不精者の雑彙
から一文を抜粋:
https://bokukoui.exblog.jp/25428275/
